上京して目黒川の桜が見たかった話。#上京

上京したい人のために、リアルな上京体験談を発信する上京情報メディア『上京タイムズ』。編集長Miyuのコラムでは、30代で上京したMiyuが自らの体験をもとに、上京や東京での生活に関するさまざまな話題をお届けします。
今回のテーマは「上京してやりたかったこと」です。上京してやりたいことは、小さなものから大きなものまで人それぞれあることでしょう。本記事では、わたしが上京前から抱いていた小さな野望と、それを叶えて思うことについてお話していきます。
ずっと、目黒川の桜が見たかった

石川県出身のわたしは、生まれてこのかたお花見といえば兼六園が定番でした。兼六園から金沢城址公園を歩き回って、あんころ餅や花見団子を食べて、今思えばそれは非常に贅沢なお花見だったと思います。
そんなわたしの小さな野望は、「目黒川で桜を見ること」でした。なんだ、そんなことかと笑われるくらい小さなことかもしれません。でも、わたしは大真面目にその夢を見ていました。
わたしは地元にいながら上京したいと考えていた期間が非常に長く、桜の季節が来るたびに、インスタで目黒川のお花見の様子を見ながら「今年も目黒川の桜を見ることは叶わなかった」と、噛み締めていました。
今思えばあの瞬間が一番「上京が叶わないまま、また一年が巡ったこと」を実感してつらかったです。
いちごを浮かべたピンクのシャンパンに浮かれることすら叶わないまま、今年もまた一年が巡ってしまった。都会のキラキラしたお花見に憧れていると切り取ると、しょうもないバカみたいな話かもしれません。
でもわたしにとって目黒川のお花見は、小さな「あれがしたい」をひょいっと叶えられる、そんな日常を表す“象徴”のようなものでした。
目黒川のお花見が叶った日
そして上京して初めてやってきた春、2023年3月26日のこと。ついに、目黒川の桜を見ることが叶いました。

上京して半年が経ち、東京に馴染んだのかどうか自分でも曖昧な頃でしたが、目黒川の桜を見てようやく「本当に上京してきたんだ、自分の力でちゃんと叶えたんだ」と、実感できた気がします。
その日はあいにくの雨でしたが、中目黒はお花見をしに来た人でいっぱい。桜は満開で、目黒川沿いにどこまでも続いていく桜に胸がいっぱいになりました。
雨のせいでとても寒くて、いちごが浮かんだシャンパンを飲む気にはならなかったけれど、東京に来てできた大好きな友達とただ目黒川沿いを歩いているだけで、幸せな時間でした。

東京は、あれもこれも“自分ごと”になる街
こうしたことは、目黒川のお花見だけではありません。テレビや雑誌で見る最新のオシャレなお店。お皿で食べるクレープやふわふわのドーナツ。キラキラのイルミネーションに、クリスマスマーケット。
これらは東京に来るまで、わたしの人生の中では「他人事」でした。全部、わたしの人生には関係のないこと。だってどれもみんな、東京の話だから。
でも、今は違います。あれもこれも「今日これから行こう」に変わりました。自分が小一時間移動すれば、手に入らないものはありません。ディズニーランドだって、思いつきですぐに行ける距離です。

東京は、想像していた以上に夢や願望への距離感がグッと近くなる街でした。欲しいもの、食べたいもの、会いたい人、やりたいこと。自分から動いて手を伸ばせば、東京という街は必ずそれに応えてれます。
もし、今これを読んでいるあなたが田舎で無気力に暮らしていて、上京に興味があるのなら、まずは1日でも2日でも東京に来てみてはいかがでしょうか。
あなたがワクワクする気持ちを持っていないのではなく、あなたをワクワクさせてくれるものが今暮らしている環境にないだけなのだと気づくはずです。
miyuさん
いつも楽しく拝読しております。
私も20代で上京する夢が叶わぬまま、32歳になりました。関西で結婚もして家も買ってしまいました。
もう一生、東京で暮らすことはないんだろうなぁと悲しい気持ちを抱えつつ、私も幾度と無くドラマ映画で観てきた『目黒川の桜』に憧れがあります。
東京の会社に就職して、リモートで関西から働きつつ、東京に出張する頻度を高くする等、やり方はまだあるかなーと前向きに考えようと思いました。
いつもありがとうございます。
ききさん
こんにちは、Miyuです!コメントありがとうございます、嬉しいです☺️
目黒川の桜、やっぱり憧れますよね。
東京というと派手でキラキラした部分がフォーカスされがちですが、
こういう何気ない日常の部分にすごく憧れていました。
わたしの友人で、結婚してお子さんもいる女性なのですが、
東京の会社に転職して沖縄からリモートでで働きつつ、月に1回ほど出張で東京に来ている人がいます!
「移住」だけではない東京との関わり方もあるかもしれませんよね。
ききさんにとっていい形が見つかるように、応援しています♡