上京して純粋な“友だち”はできたのか?を振り返る #上京

上京して純粋な“友だち”はできたのか?を振り返る

上京したい人のために、リアルな上京体験談を発信する上京情報メディア『上京タイムズ』。編集長Miyuのコラムでは、30代で上京したMiyuが自らの体験をもとに、上京や東京での生活に関するさまざまな話題をお届けします。

今回のテーマは、「東京での友だちづくり」についてです。

大人になってからの友だちづくり、難しい問題

現在、わたしは30代後半。地元にいた頃の友だちとは上京後の今も仲良くしていて、そのほとんどが「元同僚」です。元同僚は毎日顔を合わせて一緒に大変な場面を乗り越えてきた仲間なので、お互いのことをよくわかっているし、かけがえのない友だちだと思っています。

けれど一方で、地元にいた頃は「それ以外の人間関係が広がらないな」とも感じていました。会社の仲間とは別で、仕事関係の知り合いもたくさんできました。仕事の話もそれ以外の話もできるし、会えばその時間は楽しいものです。でも“友だち”かといえば、そうではない。

大人になってからの純粋な友だちって、どうやって作ればいいんだろう?

社会人サークル?セミナーや勉強会?交流会やオフ会?いずれもどこかお金の匂いがするし、怪しい人が紛れていそうだし、下手したら何か買わされそう。恋愛前提で出会うマッチングアプリも、なんだか違う。友だち作りでも恋愛でも、もっと健全で自然な形の出会いが欲しい。

出会いが日本一多そうな東京だけど、ビジネスや損得が絡まない自然な出会いはあるのだろうか?そんなことを考えつつ、ほとんど東京に友だちがいなかったわたしは上京しました。

仕事が絡まない“友だち”が東京でできた

東京での友だちづくりに不安をもっていたわたしでしたが、上京して友だちがたくさんできました。30代後半のわたしですが、今は大学生から同年代まで、幅広い年代の友だちがいます。東京に来てからどのように友だちを作ったのか、振り返ってみましょう。

SNSでつながっていた人とリアルで会う

上京して初めてできた友だちは、もともとInstagramでつながっていた女の子でした。上京してきたというわたしの投稿を見て、会おうよと連絡をくれたのです。

これまでわざわざ東京に会いに行くということはなかなかできませんでしたが、お互い都内の数十分で会える距離になったことで、会うハードルがグッと下がりました。ずっと会ってみたい子だったので、とても嬉しかったのを覚えています。

その後も、もともとSNSでつながりがあった方とリアルでお会いする機会が何度かありました。東京に出てきたことでいろんな人に会いやすくなり、「フォロワー」から「リアルの友だち」になることができたのです。

習い事をする

習い事というとベタな感じがしますが、友だち作りとしてもいい場だったなと思います。わたしが挑戦したのは、ずっとやってみたかったラテアート。地元にいた当時はラテアートを習えるところがなかったので、とてもワクワクしながら教室に参加しました。

ラテアート教室では、ほかの生徒さんとSNSを交換して何人かの方と友だちになることができました。趣味や習い事の場は共通のトピックスがわかりやすくあるので、初対面でも会話が続けやすいし、仲良くなりやすい場だと思います。

東京にはいろんな習い事や教室があり、一日体験できるものも多いので、気軽にチャレンジしやすいです。

お店の常連になる

お店に通うと店員さんに覚えてもらえて、ほかのお客さんも交えた自然な会話が発生することがあります。一人知り合いができると、そこからまたほかの人を紹介してもらえる……ということもたまに起きます。

また、お店には価値観やセンスが詰まっているので、似た感性の人たちや、同じエリアで行動している人が自然と集まります。自分のお気に入りのお店を見つけたら、定期的に通ってみるのがおすすめです。

有料コミュニティに参加する

有料コミュニティや会員制のお店は、最も質の良い出会いがあった場だと思います。そこにいる人たちはみんな、「そのサービスに月額その値段を払ってもいい」という考えを持っている人たちなので、価値観やお金の使い方が似ている人に出会える可能性が高いです。

また、会員同士のつながりがあるので、変なことがあれば噂がすぐに広まります。ある程度「ほかの人の評判」がわかる場所のほうが、質の悪い出会いを避けやすいです。(たとえばマッチングアプリなんかは、相手の背景も人間関係もほかの人への接し方も、何もわかりませんよね)

少しの飛び込む勇気と行動力を!

このように、東京には出会いの場や機会が多くありました。東京に来てから何人新しい人に出会ったかわからないくらい、多くの素敵な人に出会い、寂しい思いをせずに済んでいます。

でもそれは機会に恵まれただけでなく、少なからず自分の行動力があったからだとも思います。ゼロから一人で新しい場所に飛び込む勇気は、やっぱり初回はどうしても必要です。一人で行動する勇気をもつこと。そして飛び込む場数を踏んで度胸をつけること。それは欠かせないと思います。せっかく東京にいても、家でゴロゴロしていたのでは、誰とも出会えません。

めんどうがらずに外に出かけてみる。自分から挨拶をする。話かけやすい雰囲気、表情でいる。それは人間関係を構築するにも、チャンスを掴むにも、大切なことです。本来は外出するつもりでなかった日にふと出かけて、信じられないような出会いがあった、なんてこともわたしは東京で何度か経験しています。

少しの飛び込む勇気と行動力、これさえもっていれば、東京で友だちをつくることは難しくありません。

わたしはまったく陽キャでなく、本来は会話が苦手で一人でいることが基本は好きだし、陰キャ中の陰キャとしてずっと生きてきましたが(何の自慢にもならない)、でもここぞというときは勇気を振り絞ってきましたし、ちょっと無理して愛想良く振る舞う努力もしました。

またわたしの経験から、いい出会いは一人でいるときにやってきやすいです。いつも誰かと一緒にいるのではなく、たまには単独行動することも新たな出会いをゲットするためには必要だと思います。

上京タイムズも東京の友だちづくりを後押しします!

今後、上京タイムズでは東京で友だちを作れる場としてイベントも開催していきたいと考えています。これから上京してくるあなたが寂しい思いをしないように機会は提供しますので、少しの勇気をもって、ぜひ新しい仲間に会いにきてくださいね!

最新情報は、上京タイムズのInstagram(https://www.instagram.com/jyokyo_times/)をチェックしてください!


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